THREEの中の人々①須貝美智子【後編】

THREEの中の人々①須貝美智子【後編】

 

新人・菅原がお届けするTHREEの中の人々。

第2回は、弊社Webプランナー/テクニカルディレクター/プロジェクトマネージャーの須貝美智子さんのストーリー【後編】をお届けします。

 

【前編】はこちらから

 

 

 

UX・UIの概念

 

―もう少し美智子さんのお仕事を詳しく聞かせてください。

 

須貝 : UX・UIというとかなり幅の広い概念だけど、一方的な情報や主張の発信ではなく、ユーザーを中心としたコミュニケーションやマーケティングをしないと、しっかり結果にコミットしないという考えが、現在認知されつつあります。

 

だから最初にデータを集めて、仮説を立てて、ユーザーの反響をキャッチアップして、改善していく。それは常に心がけていることでもあるし、今後もっと力を入れていきたいところです。

 

 

 

活動の場はTHREEだけに留まらない

 

―その一環として、実は美智子さんはTHREEの社員であって、THREEだけの社員ではないという…。

 

須貝 : 世界中・日本中にいるメンバーとSlack（ビジネス向けチャット）やZoom（ビデオ会議アプリ）でつながって仕事をする、フルリモートのデザインチームGoodpatch Anywhereにも所属しています。東京・渋谷に本社があるGoodpatchが2018年にスタートしたAnywhereという事業です。
Goodpatchは、UI/UXの最先端を行くデザイン会社で「デザインの力を証明する」というミッションを掲げており、デザインでクライアントさんのビジネスの課題解決をしたい、という思想のTHREEともリンクしています。

 

先端の知識をつけても実践しないとなかなか落とし込みができないのと、県内だけで最前線をキャッチアップするのは難しいというジレンマがあって。Goodpatch Anywhereではその実践ができる場所。とにかく今の社会は動きが激しいので、一昔前のやり方では通用しない。だからこそGoodpatch Anywhereの案件や、メンバーのみんなと勉強をすることでスキルアップをどんどんしてクライアントさんに還元していきたいです。

 

―オンラインだけで仕事が進むって、むしろ何かやりづらさもありそうですが。

 

須貝 : すごく刺激的ですよ。むしろフルリモートな分、みんなコミュニケーションを重視しているし、何より新潟にいただけでは見えなかった課題も、見えるようになってきました。

 

 

さらには、イベントも企画する才女！

 

―そういえば、他の会社の方々と一緒にイベントも企画してましたよね。

 

須貝 : 「新潟デルタ」という看板で、新潟のWebやアプリ系制作会社の方々と一緒に、3ヶ月に一回くらいの頻度でセミナーや勉強会を運営しています。

 

現代は、今日正解と言われていることが翌日には間違いになっているかもしれない、本当に動きの速いVUCAの時代。スマホ、AI、IoT、5G…どんどん新しい流れが押し寄せています。メンバーは危機感を持った仲間たちです。
お互いの学びの場でもあるし、クライアントに「今こういう時代だからこの施策をする必要があります」ということを新潟の制作会社全体で伝えていけば、それがどんどんスタンダードになっていくのではないかと思っています。

 

―そこまでWebやマーケティングに取り組むのは、何かきっかけがあったんですか？

 

須貝 : Webを始めたきっかけは25歳の頃、周りにいたアーティストや面白いことをしている友達をもっとたくさんの人に知って欲しいと思った時に何をしたらいいか、を考え始めたのが最初です。彼らをよく見せるためには私の技術力アップが必要だと思って。

 

いまは対象が友達からクライアントに変わった感覚ですね。
打ち合わせを重ねて、クライアントさんと仲良くなってくると、
「あなたたちの困ったを解決したいです！！」
と中の人になった気持ちで課題解決したくなってしまう。
そこまでいくと、足りないものや改善方法がどんどん見えてくるので、しっかり向き合ってくださるクライアントさんだとお互いハッピーな関係になりますね。
しっかりとクライアントさんの課題を解決してユーザーに届くものを作りたいからこそ、なぜブランディングやデジタル化やWebの立ち上げが必要か、というところからしっかり伝えていきたいですね。

 

 

―そういった背景があったんですね。ありがとうございました！とっても勉強になりました。