THREEの中の人々②中野浩明【後編】
THREEの中の人々②中野浩明【後編】
新人・菅原がお届けするTHREEの中の人々。
第4回は、弊社取締役/アートディレクター/デザイナーの中野浩明さんのストーリー【後編】をお届けします。
関わったプロジェクト、反響
―中野さんが手がけたお仕事を、いくつかご紹介いただきたいのですが。
中野:新潟のアイドルRYUTistのWEBサイトやCDジャケットなどを制作しています。彼女たちは、コアな音楽好きからも支持される本物志向のアイドルグループなんです。
2020年5月に発売を控えているアルバムのプロデューサー陣を見てください。
https://natalie.mu/music/news/368419
「蓮沼執太フィル、Kan Sano、柴田聡子、パソコン音楽クラブ、…」
アイドルのアルバムとは思えない布陣です笑
なので、WEBサイトに関しては、彼女たちの方向性や楽曲負けしない、新しさを感じられるものを意識して作りました。
RYUTistのプロデューサーからもあちこちで「サイトいいですね」と言われることが増えたと、嬉しい声をもらいました。
RYUTist WEBサイト
アートディレクション/Webデザイン
https://ryutist.jp
8thシングル「きっと、はじまりの季節」
アートディレクション/装丁
https://ryutist.jp/discography/2019/10/25/9864/
7thシングル「センシティブサイン」
アートディレクション/デザイン
https://ryutist.jp/discography/2019/03/29/9208/
6thシングル「黄昏のダイアリー」
アートディレクション/デザイン
https://ryutist.jp/discography/2018/11/22/8798/
5thシングル「青空シグナル」
アートディレクション/デザイン
https://ryutist.jp/discography/2018/05/17/8192/
―RYUTistの最近のお仕事だと「きっと、はじまりの季節」のCDジャケット、とっても綺麗ですよね。
「きっと、はじまりの季節」
中野:これはアートディレクターとして関わりましたが、全く面識のない方が「デザインが良い」とツイートしてくれて、そのつぶやきが3万近くのいいねがついて(!)、
とても嬉しかったです。
RYUTistさんの新譜がすごすぎてつい買ってしまった
— ts (@gg_yi_ss) November 3, 2019
これCD!?透明?!なにどうなってるの???って思ったら裏の記録面が8cm仕様になってる
仕組みわかってもこんな風に出来るのか!っていうびっくりだし、この発想とデザイン天才すぎる〜〜〜 pic.twitter.com/mzZvjSpn4W
―他にも印象的な反響があったお仕事を教えてください。
中野:前回須貝も紹介した「peaceday」は立ち上げのロゴ制作からWEBサイト制作まで関わって、クライアントに喜ばれたことはもちろん、それがきっかけで「TABIPPO.NET」のサイトリニューアルの依頼をいただいたりもしました。
業界内でいただいた反響だと、先日公開した燕市の第一食品さんが手がける「みもな」と「MOCHIMORE」というアイスクリームのブランドサイトが、「S5-Style*」に掲載されました。
*アートディレクター/Webデザイナーの田渕 将吾さん(https://www.s5-style.com/)がキュレーションするWebデザインギャラリーサイト。ここに掲載されることは変な賞を貰うより光栄。
こんな感じで、地元の企業から都内ベースのものまで、幅広くお仕事させてもらっています。
Peaceday WEBサイト→https://peaceday.jp/2019/
TABIPPO.NET → https://tabippo.net/
みもな・MOCHIMORE ブランドサイト→https://select.daiichisyokuhin.com
これからやっていきたいこと
―中野さんは今後はどんなお仕事をしていきたいですか?
中野:自分のスキルを上げるのももちろんなんですが、属人的な強さだったり、個人のデザインスキルで評価されることはもろいと思っているので、時には社外の人ともチームを組んで「THREEのチームに任せたい」と言われるようなスケール感を出していきたいですね。
それにお客さんにデザインをもっと都合よく使って欲しいというか。多分「このデザインになんでこの金額なんだろう?」と思う人もいると思うんです。僕たちとしては、ただ綺麗なものを作りたいのではなくて、そのデザインに課題の解決とか戦略とかの効果の意図を込めているので、むしろその意図の方をしっかり共有させてもらって、有効に使ってもらいたいと思います。だから最近はビジュアルの意図を書いたシートを添付することもしています。
―そういった細やかなフォローまで意識されているんですね。
中野:ハッタリも多いんですけどね笑。でも僕らデザイナーがしっかりと意思を持ってないと、依頼してくれる方は不安になります。だから「デザイナー」としては極力「感覚」で話をしないように気をつけてます。「個人」としてはめちゃくちゃ感覚で話しますけどね笑
―ありがとうございました。たくさん勉強させていただきたいので、引き続きよろしくお願いします!