「デザインと経営の新しい関係」を築くために必要なこと
経営者の好みに関係なく、インターネットに参入出来ない企業には緩やかな衰退しか待っていないというこの時代。
このインターネットにおいて、企業が提供する"サービスや商品"と"顧客"をつなぐ「つなぎ役」を担えるのが、「デザイン」の役割であり、1つの大きな価値です。
グローバルなトップ企業はそんなデザインの力を大いに取り入れ、日増しにその価値を大きくしています。
一方国内では一部を除く多くの企業で、経営においてまだまだデザインが考慮されなく、遅れを取っているという現実があります。
そんな現状を変えるきっかけにと打ち出されたのが、昨年の「デザイン経営宣言」です。
ではデザインを考慮している企業は皆成功しているでしょうか。
デザイナーと手を取りあって、ユーザーのニーズを汲み取ろうとサービスや商品を打ち出しているものの、なかなかうまくいかないというケースも多くあるのではないでしょうか。
私はデザイナーという立場ですが、その経験者の一人です。
お互いの言語を理解できない経営者とデザイナー
うまくいかなかった時を思い返してみます。
やはりデザイナーとしてはデザインを提案して、「全然良いと感じられない」「良くわからない」といったフィードバックが来ると、わかりやすく辛いです笑
あとは「デザイン(見た目)を良くしたけど、効果が出ない」とか、かなりぐさっときます。
では経営者(デザインを依頼する側)の皆さんにおいては、どうでしょうか。
「思ってたデザインと違う。」「うちのサービスを理解してもらえてない。」といった経験もあるのではないでしょうか。
なぜこのようなすれ違いが生じてしまうのか。
それは「互いの言語を理解できてない」からではないでしょうか。
日本語という言語は用いながらも、経営者はデザイナーの言語を理解できない、デザイナーは経営者の言語を理解できない。
そうなると互いの主観でしか話が行き来しないという状況になると同時に、何を持って「良し」とすれば良いのかという「指標」があやふやになる。結果的に望む効果がでない。
このような図式が出来上がってしまうのではないかと思います。
共通の認識を持ってデザインを評価する
ではどのようにしたら品質が「良い」デザインを実現できるのか。
デザイナーが「経営リテラシー」をあげる。
経営者が「デザインリテラシー」をあげる。
それもとても有効だと思います。
でもちょっとコスト高い感じ、ありませんか。
そこでデザインの良し悪しを決めるための共通言語として、「デザイン指標」を立てることで、相互理解が深まり、互いに正しくデザインを判断出来るようになり、目的の達成を一歩でも近づけることになるのではないでしょうか。
セミナー「デザインと経営の新しい関係」を開催します
では適切な「デザイン指標」とはどんなものなのか。
どのように設定すべきなのか。
今回開催のセミナーでは、現在デザインコンサルタントとして実績を積まれている長谷川 恭久(はせがわ・やすひさ)氏をお迎えし、デザインと経営が良好な関係を築くために、「品質向上に繋ぐデザイン指標の作り方」という内容でご登壇いただきます。
講師
長谷川 恭久(はせがわ・やすひさ)氏
Web/アプリに特化したデザイナー/コンサルタントとして活動中。組織の一員となるスタイルで一緒にデザインに関わる課題を解決する仕事をするなど、チームでデザインに取り組むための提案と実践をしている。
アメリカの大学にてビジュアルコミュニケーションを専攻後、マルチメディア関連の制作会社に在籍。帰国後、数々の制作会社や企業とコラボレーションを続け、現在はフリーで活動。
自身のブログとポッドキャストではWebとデザインをキーワードに情報発信をしているだけでなく、各地でWebに関するさまざまなトピックで全国各地で講演を行ったり、多数の雑誌で執筆に携わる。
著書に『Experience Points』など。
https://yasuhisa.com/
Twitter @yhassy
セミナー情報
すでに多くの方から参加のご表明をいただいておりますが、まだ申し込みを受付中ですので、是非デザインを提供される側の皆様、デザインを依頼する側の皆様、どちらの立場の方もお待ちしております!
・日時:6月28日(金)19時〜(懇親会は21時30分〜)
・場所:クロスパル新潟
詳細情報・参加申し込みはこちら
▼「デザインと経営の新しい関係」
https://three.connpass.com/event/130402/
▼懇親会情報はこちら
https://three.connpass.com/event/130489/