BLOG 2019.01.26

ブレストをルーティーンに取り入れてみた

こんにちは。
THREE須貝です。

 

すっかり始まっています、2019年。
今年もどうぞよろしくお願い致します。

 

さて、THREEでは新年から新たに「ブレインストーミング」をルーティーンに取り入れて、定期的に開催しています。普通のアイデア出しや、打ち合わせは適宜行っていますが、新年から改めてブレストを体系づけてルーティーンとして取り入れてみました。


また、ブレストを行う前にやっているアイスブレイクの「ブレインライティング(アイデアを書くこと:後述)」「LT(Lightning Talk)」がまた良いスパイスになっています。

 

まだまだ始まったばかりですが、良い手応えを感じている「THREE的ブレストの手法」についてお伝えしてみたいと思います。

 

INDEX. 
ブレストのメリット
ブレインライティングとは
THREEで用いているブレストの方法
まとめ

 

 

- ブレストのメリット

ブレストのメリットは様々あると言われていますが、個人的にはこの面白法人カヤックさんのやり方&メリットが良いなと思っています。

 

▼始まりも終わりもブレスト
https://www.kayac.com/vision/brainstorm

ブレスト、というと「他人の意見を否定しない」という大前提が強く言われていますが、カヤックさんは以下の2つを重要視されているそうです。

 

1. 他人のアイデアに乗っかる
2.とにかくアイデアの数をたくさん出すことが最優先

 

自分の意見に賛同&肯定されると嬉しいですよね。
THREEでも「1. 他人のアイデアに乗っかる」ことで、チーム内の雰囲気が活気づき、意見を臆せず言えるようになったように思いました。
また、「2. とにかくアイデアの数をたくさん出すことが最優先」だと明確に意識することにより、実現可能性や否定的な意見が浮かぶ前に「その意見からさらにアイデアを膨らませて新しいアイデアを1つでも多く出す」ことに集中できます。

 

また、定期的にブレスト(ブレインライティング&LTを含む)を開催するため、常にアイデアを蓄積する必要があります。
クリエイティブな仕事は、常にアンテナを張り巡らせておく必要がありますが、アウトプットの場が決まっていることで、より具体的にアイデアを言うシーンが思い浮かび、アンテナの精度も上がります。w

 

- ブレインライティング(BW)

ブレストの欠点として挙げられるのが「発言するのが1人ずつ(他の人はその間黙っている必要がある)」ということです。
対してブレインライティングは「喋らないブレスト」と呼ばれ、同時に全員がアウトプットします。

 

 

<ブレインライティングの方法>
1. 上図のような5列5行のシートを1人に1枚ずつ配ります。
2. テーマを記入します(例:新しく始めたら面白そうなサービス)
3. 1回目は1行目の5列に5つアイデアを記入します、
4. 紙を隣の人に回します
5. 2回目は1行目のアイデアを参考にして、その下に5つアイデアを記入します
6. 4〜5を繰り返します

 

1回目で他の人が書いたアイデアを参考に、さらにアイデアを考える、という意味ではブレストと同じ思考なのですが、思いついたことをどんどん書けるため、短時間でアイデアの数が出揃います。

 

THREEでは、「会社の強み」という真面目なテーマから「やりたいレクリエーション」というラフなものまで色々と試しましたが、ブレストとはまた違った角度からのアイデアが出てきてとても面白いです。

 

ちなみに、前回のブレインライティングでのお題「THREEでやりたいレクリエーション」で出たアイデアはこちら。

 

 

私、右京、美咲ちゃんのチームで行ったのですが、最後のまとめで「実行しよう!」と3人で合意したものに赤丸をつけました。

「深川に行く」に赤丸がついていて、社長が「!!」となっていました。w

 


- THREEで用いているブレストの方法

さて、現在、THREEで行っているブレストの手順を以下に並べてみます。

 

(1)ブレストのルールの再確認
しつこいようですが、まずは冒頭でブレストの主旨とルール(1. 他人のアイデアに乗っかる 2.とにかくアイデアの数をたくさん出すことが最優先)を再確認します。

 

(2)スケジュールの発表
そして、今日のブレストのスケジュールを発表します。
時間を区切って、効率的に今日の目標をクリアするためにも、時間は厳守!です。

 

(3)アイスブレイク1 ー LT
担当を決めて、仕事に関係するLTをします。
時間は3分。

 

(4)アイスブレイク2 ー ブレインライティング
これは、ある意味ブレストなのですが、内容によってはラフで脳内活性にもなるため、ブレストの前に行っています。

 

(5)ブレスト
テーマを決めて、ブレストをします。
出てきたアイデアはポストイットに書くことが一般的ですが、タイピングの方が速いため、Googleスプレッドシートに書き込んで、モニターに出力します。
メンバーはモニターを見ながら、次のアイデアを再考します。

 

(5)アイデアのまとめ
出てきたアイデアを、KJ法でカテゴリーにまとめ、分類していきます。
さらに前回のブレストでは、KJ法でまとめたアイデアをペイオフマトリックスを用いて視覚化しました。
今回は『実行の「難」「易」』、『効果の「高」「低」』の2軸で行ったため、実行が「易」しくて、効果が「高」い場所に位置するアイデアについて、絞り込みました。

 

▼KJ法について
https://navi.dropbox.jp/kj-method

 

▼ペイオフマトリックス
http://www.mmm.co.jp/office/post_it/meetingsolution/methods/methods09.html

 

(6)アイデアの具体化
ペイオフマトリックスを用いて絞り込んだアイデアについて、具体的に何をどうするか、を話し合います。
ここまで来ると、かなり視界が拓けてきてプロジェクトに落とし込むスタート地点が見えるはずです。


THREEでも面白いアイデアがまとまったので、あとはプロジェクトとして動き出すだけです。

 


- まとめ

デザイン思考でも重要視されている「ブレスト」。
近年ではしっかりとその手法が体系づけてあり、上手くいかない場合もその原因と解決策も検索でたくさん出て来るようになっています。
THREEでも、スタッフ1人1人の刺激になり、コミュニケーション密度も上がったように感じています。

 

なんだか、上手く行かないなぁと感じている経営者、ディレクター等々、上流工程の皆さん。
煮詰まったら「ブレスト」やってみても良いかもしれませんよ!

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